2018年06月01日
鳥越千尋さん
神奈川県在住・25才
なるべく毎日お弁当を作るようにしています。仕事上、飲み会が多く、夜は不規則になりがちなので、昼だけは体にいいものを必ず摂りたいなと。以前、体調を崩したときに食の大切さを痛感して、それから気をつけるようになりましたね。
富山県から大学進学で上京して以来、一人暮らしをしていて、学生時代からよく体調不良に悩まされていました。パンや揚げ物など出来合いのものを食べてばかりで、飲み会も多かったので、いつも胃の調子が悪くて。就職するとさらに加速して、仕事のストレスと頻繁な飲み会、毎日の通勤ラッシュで心身ともにすさみがちに。暴飲暴食や食事ができなくなるなど摂食障害のような感じになり、一時的に富山の実家に帰ったことがあったんです。そのときは顔や体じゅうに吹き出物ができて、便秘もひどかったですね。
実家で、大好きな母や祖母の手作りの煮物や、父の家庭菜園で採れた無農薬野菜を食べるうちに、少しずつよくなっていきました。そんなある日ふと、前に食べた醤油ソフトクリームが食べたくなって。父に頼んでヤマト醤油味噌さんに連れて行ってもらったんです。そこで出会ったのが「甘酒」でした。飲んだことのある酒粕甘酒の味は苦手だったので、店頭で試飲したときは驚きました。「あ、甘酒って美味しいんだ!」って。店頭で知った「一日一糀」をまずは試してみることに。ちょうど東京に戻る時期だったので、会社でのおやつ代わりにと、プレーンと紫を買っていったんです。
会社で小腹がすいてくる14~15時頃に甘酒を続けて飲んでみたところ、空腹も落ち着くし、なんとなく自分にあっているなと感じました。もっと続けてみようと、ネットで見つけたのが「リセットプログラム」です。甘酒のほか、寝かせ玄米や味噌汁がセットになっていたので、「これを機会にお昼ごはんに試してみよう」とトライしてみました。実際、会社に手軽に持って行けて、とっても便利でした。食堂で小松菜のおひたしやひじきの煮物、納豆と一緒に食べて「すごく理想的なセットになってる!」と満足しました。ガイド通り玄米を30回噛んで食べたら、しばらくアゴが痛くなって、普段いかに噛んでないかを思い知らされましたが(笑)。期間中、体重は変わらなかったけれど、「体にいいものを摂っている」という意識があるせいか、寝覚めがよくなり、いつもより元気でしたね。
会社でおやつ代わりに紫の一日一糀を飲んでいると、「毎日飲んでるそれ何? 紫くない?」って聞かれます(笑)。「これは紫黒米で作ってる甘酒で、すっごく体にいいんですよ!」と説明したら、「健康に気を使ってるんだね。意識高いね」という反応があって、嬉しかったですね。母にも「連れて行ってもらったヤマトさんの甘酒すごくよかった」と報告したら、「あんなにひどい体調だったのに、やっぱり食べ物は大事だねー」と感心してくれて。その後、母もリセットプログラムを試してみたそうです。
甘酒だと「紫の一日一糀」。五穀米のような雑穀米が好きなので、つぶつぶした食感がお気に入りです。「食物繊維が入ってる」という気がして。アントシアニンなどのポリフェノールも体に良いイメージがありますね。そのほかは「うす色だし」。風味が良くてどんな料理に使っても本格的な仕上がりになるので、煮物はもちろん、胃の調子が悪いときの玉子粥にも必ず入れています。
糀パークには4回ほど行ったことがありますが、すごく考えられたスポットだと思います。金沢は東山をはじめ、ますます観光地化していますが、そうじゃない百万石文化の一面を感じさせてくれます。昔の古き良き金沢の面影がありますし、港町の風情があってインスタ映えもしますね。また、石川の地場産業を広く発信しようとする心意気も伝わってきます。最近訪れたときは、スタッフのパトリックさんが接客してくれたり、中国人の観光客が大勢いたりして、インターナショナルな雰囲気でしたね。海外が大好きなので、そんなところも魅力的だなぁと。体調の改善を喜んでくれたスタッフの北島さんや、蔵見学のご案内をしてくれた美しい奥様も素敵。お会いすると「やっぱり、美に食べ物は大事」と思いますね(笑)。
東京は美味しいものはいっぱいありますが、ものすごくストレスフルなところでもあります。朝の通勤は体力の半分が奪われると感じるほどハードだし、きれいな女性も多くて「私もがんばらなきゃ!」と常にモチベーションを要求されます。そんなとき体は、ホッとする食べ物が恋しくなるんです。昔ながらの煮物や甘酒とか。特に甘酒は、自分に何が効いているのが説明は難しいですが、体の調子がすごくよくなるんです。甘酒を飲むと腹持ちがいいので、パンやクッキーなど余分なお菓子もほしいと思わなくなりますね。これからも甘酒は飲み続けたいですし、お弁当には味噌汁、白だしなどで煮物を作るなど、手軽に和食を取り入れていきたいです。
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