2015年06月18日
お味噌汁から得られる発酵食のパワーは非常に大きいです。
まず、お味噌汁を飲むと胃腸の働きが活発になります。
腸内環境が整い、食欲も増しますし、食事のはじめに温かいものを飲むことで内臓が適度に温まり、消化酵素が働きやすい状態になります。
すると栄養素の消化吸収がスムーズになります。
また、1981年に国立がんセンター研究所の平山雄博士が発表した「胃ガンとみそ汁の摂取頻度の関係」の調査によると、お味噌汁を飲む頻度が高いほど、胃がんによる死亡率が低くなっています。
毎日お味噌汁を飲む人と全く飲まない人とでは、全く飲まない人の方が胃がんによる死亡率が約50%も高いのです。
さらに、味噌には抗がん作用があるとされ、腫瘍に血液を送らせないようにする効果や、がん細胞の増殖を防ぐ効果もあると言われています。
そして大豆の脂肪に多く含まれているリノール酸やリノレイン酸という不飽和脂肪酸は血中のコレステロールを下げてくれますし、レシチンという脂質は動脈硬化の予防に効果があります。
このように、味噌には健康を維持してくれる効果がたくさんあります。「一汁一菜に一糀」の食生活は、1日一杯のお味噌汁を飲むだけで手に入る、健康的なライフスタイルです。お味噌汁から得られるパワーで、毎日を健康に過ごしましょう。